「やりたいこと」より「稼ぎたい額」でいい!年収から始めるキャリアの描き方
はじめに
「キャリアを考えるなら、まず『やりたいこと』を見つけよう」 よく言われることですが、これが見つからなくて悩んでしまう人も多いですよね。
でも、キャリアの考え方は一つじゃありません。 「将来、どれくらいの年収が欲しいか」 実は、ここからスタートするのも、非常に現実的でパワフルなアプローチなんです。
この記事では、年収という具体的な目標からキャリアを設計していく「未来逆算アプローチ」についてまとめてみました。
なぜ「年収」から考えてもいいのか?
「お金の話ばかりするのは、なんだか気が引ける…」と感じるかもしれません。でも、理想の生活を実現するためには、お金は大切な要素です。
「やりたいこと」という曖昧なものより、「年収〇〇〇万円」という具体的で測定可能な目標を置くことで、やるべきことが明確になり、モチベーションにつながりやすいという大きなメリットがあります。
これは単にお金を稼ぐことだけが目的ではありません。「その年収で、どんな生活を実現したいか」を考える、人生設計そのものなのです。
年収目標を達成するための「未来逆算アプローチ」【4ステップ】
では、具体的にどう進めるのか、4つのステップで見ていきましょう。
ステップ1:未来の年収と生活を描く(DESIGN THE FUTURE)
まずは、「こうなれたら最高!」と思える、理想の年収と、それによって得られる生活を具体的に描きます。
- 理想の年収はいくらですか?
- その年収で、どんな生活を送りたいですか?
- (例:都心の〇〇に住む、年に〇回は海外旅行に行く、子供の教育費に不安なく備える…など)
なぜその金額が必要なのか、解像度を高くイメージすることが、この後のステップの原動力になります。
ステップ2:中間目標を設定する(SET MILESTONES)
ステップ1で描いた未来に到達するために、そこまでの道のりを分解し、中間目標(マイルストーン)を設定します。
- その年収を得るためには、どんな業界や職種にいる必要がありますか?
- 5年後、3年後には、それぞれどれくらいの年収になっていたいですか?
- そのためには、どんな役職やスキルレベルに到達している必要がありますか?
ステップ3:現在地を分析する(ANALYZE THE PRESENT)
次に、中間目標と比べて「今の自分」を客観的に分析します。
- 今の自分の年収、業界、スキルは?
- 1年後、3年後の中間目標と比べて、何が足りないですか?
理想と現実のギャップを正確に把握することが重要です。
ステップ4:次の一歩を決める(DECIDE THE NEXT STEP)
ステップ3で見えたギャップを埋めるために、具体的な「次の一歩」を決めます。
- 目標年収に到達するために、どんなスキルを身につける必要がありますか?
- 転職や異動は必要ですか?
- 明日からできる最初の行動は何ですか?
- (例:目標年収が狙える業界を調べる、転職サイトで必要なスキルをリストアップする…など)
まとめ
今回は、「やりたいこと」が見つからなくてもキャリアは描ける、という一つの方法として「年収」を起点とした未来逆算アプローチについてまとめてみました。
キャリアプランの立て方は人それぞれです。「理想の生活」から逆算して考えるこの方法が、あなたのキャリアを考える上での一つの選択肢になれば幸いです。





